元宮崎県知事の東国原英夫氏(60)が、バーチャルアイドル初音ミクとの“結婚”で話題となっている男性を批判したなどとして当事者からも抗議の声があがっていた問題について、「別に批判はしていません」と反論した。

東国原氏が出演した24日放送のフジテレビ系「バイキング」は、初音ミクとの婚姻届を提出し、挙式も予定している独身の公務員男性のインタビュー映像をオンエアした。このVTRにMCの坂上忍は「俺はどうやって受け止めればいいの?」と困惑。

タレントの橋本マナミは「怖いなと思っちゃった」と感想を述べた。また東国原氏は、男性の家族が結婚式には不参加を表明しているとの情報が紹介されると、「家族はまともですね」と述べ、「(男性は)公務員の方ですよね? 仕事だけはしっかりやってください。こういう方が部下で『今度、初音ミクと結婚します』って言われたら、僕はなんて言おうか。『まあまあ、仕事だけは冷静にやってくれよ。趣味嗜好は何でも良いから』と……」とコメントしていた。

放送後、男性は自身のツイッターで「私は今日放送されたバイキングという番組からは取材を受けていません。連絡も受けておりません。私は『オタクを見下したり、嘲笑したりしない』とお約束いただける方からのみ取材を受けています」と不快感をあらわに。そして26日には「バイキングの件ですが、ご担当者から謝罪をいただきました」と番組側から謝罪を受けたことを報告した。

東国原氏は30日、ゲームやアニメなどのオタクを批判したとの声に対し、ツイッターで「別に批判はしていません」と反論。「『趣味嗜好等は自由。只、公務員として、公僕として、全体の奉仕者として、法令遵守・職務遂行・行政サービスの向上等に務め、趣味嗜好が仕事や職場等に影響するような事は避けて頂きたい』と申したまでですが」と説明した。