米映画「マン・オブ・スティール」(13年)などでスーパーマンを演じてきた英俳優ヘンリー・カビル(35)が、同役を卒業するとハリウッド・レポーター誌が報じて波紋が広がっている。「マン・オブ・スティール」でスーパーマンことクラーク・ケント役デビューを果たしたカビルは、「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」(16年)、「ジャスティス・リーグ」(17年)でも同役を演じており、来年公開の映画「シャザム!」でもカメオ出演が検討されていた。製作するワーナー・ブラザースは、「ジャスティス・リーグ」が思いのほか不評だったことなどを受けて、DCコミックの映画化の見直しを行っていることなどが理由に挙げられている。

ワーナー・ブラザースは目下、スーパーマンの従姉妹であるスーパーガールの映画化を進めており、今後数年間の間にスーパーマンの単独映画を製作する予定もないことなどから、カビルとの契約を破棄したものと見られている。DCコミックのヒーローたちによる映画DCユニバースを巡っては、バットマン役を演じてきたベン・アフレックも今後同役を演じることはないと報じられている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)