ワハハ本舗の「ベストオブ全体公演~ショー・マスト・ゴー・オン~(柴田バージョン)」の最終公演が16日、東京・新宿のシアターサンモールで行われた。

創設36年目を迎えたワハハ本舗の過去の演目から、柴田理恵(60)がお気に入りの演目を選んで上演した。柴田は「ワハハ本舗を作って36年。もう1度、見てほしい作品を上演しました。ワハハは下ネタが多くて、できたばっかりの頃に昭和3年生まれの父が見に来た時は『戦前だったら捕まってるぞ』と言われました」と笑った。

シングシングシング、梅垣義明の「Let It Go~ありのままで~」、精子と卵子のダンス、バカ花魁歌合戦、獅子マイケル・ジャクソン、展覧会の絵、京劇「東京物語」、オカルト二人羽織などの演目を上演。おなじみの裸スーツを着た、ワハハ相撲では観客に座布団を投げさせて、大相撲の興奮を再現した。柴田は「ずっと観客参加でやってきました。来年は歌舞伎をやります。といってもワハハですから、ちゃんとした歌舞伎はできないし、やらない」と、来年5月に上演する「ザ・グレイテスト歌舞伎ショー 王と花魁」(東京・なかのZERO大ホール)を紹介した。