吉本興業の岡本昭彦社長(52)が、雨上がり決死隊宮迫博之(49)、ロンドンブーツ1号2号田村亮(47)らによる反社会的勢力を相手にした闇営業問題に端を発した一連の騒動について22日、都内で記者会見を開いた。

冒頭から同社の小林良太顧問弁護士が経緯を説明した。

小林弁護士によると、宮迫と田村亮は1度引退意向示すも、その後二転三転。宮迫は写真週刊誌FRIDAY発売前日の今月18日、会社は会見の準備もしていたが、宮迫から「引退を撤回し、契約解消を希望する」との申し出があったという。以来、同社から連絡しても、一切、連絡が取れなくなったと説明。その後、宮迫に契約解除を通知したという。

闇営業問題をめぐっては19日、吉本が宮迫の契約解消を発表。翌20日、宮迫と亮が独自に謝罪会見をした。会見で2人は、同問題で当初うそをついたことに関する謝罪会見開催を吉本側に求めたところ、岡本社長から「やってもええけど全員連帯責任でクビにする」「俺にはお前ら全員をクビにする力がある」などと言われたことを明かし、大きな波紋が広がっていた。

また吉本で強い影響力を持つダウンタウン松本人志(55)が21日、フジテレビ系「ワイドナショー」生放送で「吉本興業はつぶれるんじゃないかと危機感を持っている」と明言。前日20日夜、いずれもかつてダウンタウンのマネジャーをしていた岡本社長、大崎会長の両者と話し合い、会見すべきと申し入れたことも明かした。

同番組には岡本社長もVTR出演。騒動を謝罪し、会見を開くことを自身の口で話した。