吉本興業の岡本昭彦社長(52)が、雨上がり決死隊宮迫博之(49)、ロンドンブーツ1号2号田村亮(47)らによる詐欺グループを相手にした闇営業問題などについて22日、都内で記者会見を行った。同社の小林良太顧問弁護士も同席し、問題の経緯などを説明した。

◇一問一答その3◇

-「在阪5社、在京5社」という発言について

小林弁護士 7月12日の面談だったと思います。その中で、会見の話になりまして亮さんから、会見を生中継したいという話がありました。吉本は各局が株主さまです。時間とかそういうことは配慮しないといけませんよと伝えたことが事実でございます。

-入江の吉本主催イベントに特殊詐欺集団のフロント企業が入っていたのか

岡本社長 それにつきましては事実ではございません。当該イベントは吉本でなく、都内の企業が企画したもの。そのイベントの1つが特殊詐欺集団のフロント企業だった。吉本としてはすべてのチェックをしていますので、企画した会社はチェックはしていたのですが、その先まではチェックしていませんでした。そのことも含め、減俸の処分ということになります。今、警察にも相談しております。一方で、宮迫君が参加したのは13年にタイトルの違う入江君のイベントを開催しています。それは吉本の主催でやっておりまして、それについては問題ないということです。14年のイベントは前年、赤字でしたので会社としては主催することはできないと、そのイベントはなくなりました。入江君がやるのは変わらないと思うのですけど、主催は変わりました。

-進退は減俸50%で済ます

岡本社長 そうですね。まあ、取締役の方々と相談して減俸の料率や期間も相談しますし。進退に関しましては、まだまだいろんな調査等ありますので環境を全力で変えていかなくてはと思っているところです。

- 岡本社長が替わらなければ刷新がないのでは

岡本社長 そうですね。まず、僕自身がどこまで変われるかが大きな問題。まず、自分自身で変えていきたいと思います。