新海誠監督(46)が29日、都内で、映画「天気の子」大ヒット御礼舞台あいさつに出席した。

19日から公開された同作は29日現在、300万人を動員し、興業収入も40億円を突破している。またこの日、トロント国際映画祭への出品も発表された。

新海監督は「すごくありがたいことです」と話した。「映画を作る際には自分が生まれ育った風土を掘り進んでいるつもり。今回もお盆の話です。足元を掘っていって、それがもっと広い場所につながっていたのであればうれしいです」と語った。「ただ、日本の観客にどれほど響くのかを試すつもりで作った映画なので、なかなか世界まで意識が広がらないです」と話した。

夏休みにしたいことを聞かれ、「夏休みとかあるのかな。ないような気がする」と笑い、「3年後に見ていただくために、次の映画作りを考えないと。構想はまだゼロですけど」と答えた。

この日、醍醐虎汰朗、森七菜、本田翼、小栗旬も梅雨明けの夏らしく浴衣姿で登壇した。新海監督の印象を聞かれ、森は「ドS」と答えた。「アフレコで声優さんがいないと、急に相手役をふられて、Sだなと思いました」。新海監督が「全部せりふ覚えているのを知っていたのでドSに振ってみました」と答えると、「それが毎日こないかと思っていた私はドMなのでしょうか」と話し、会場を笑わせた。