7月9日に亡くなったジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(享年87)のお別れ会が4日、東京ドームで執り行われ、多くの芸能界関係者が参列した。

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Kinki Kids堂本光一(40)堂本剛(40)が参列後、ジャニーさんとの思い出を振り返った。

剛は「お父さんの代わりもしてくれたり、友達の代わりもしてくれた」としのびつつ、「ジャニーさんにひとつ謝らなきゃいけないなと思っているのは、ジャニーさんのモノマネをメチャクチャやりすぎたな、ということ。ジャニーさんにもやっていた」と笑いを交え追悼。光一も「献花台にあった帽子と服を(取材現場に)着てこようかと思ったけど、さすがに怒られるかと思いました」と、冗談交じりにジャニーさんへの愛情を告白した。。

剛が「少年のようなまなざしの人だな、という印象が小さいときの自分にもあった」というジャニーさん。「地球上にある言葉と思いを探してみても、感謝とか愛しているよという思いが、うまく伝えきれない」と思いを告白し、「感覚ですけど、ファンの方でもお亡くなりになっている方もいるでしょうし、今地球上で一緒に住んでいる方もいらっしゃいますけど、(ジャニーさんは)体から魂が抜けて、すべての人にありがとうという思いを伝えに行っているんじゃないかな」と話した。

光一は、前日3日に開幕したジャニーさん演出の「DREAM BOYS」を観劇したことを明かし「(後輩の)彼らがすごく頑張っている姿を見ることができたので、ちょっとジャニーさんの心に触れることができた。こういった思いで、ジャニーさんは子どもたちを見ていたんだろうなって」と心を重ねた。

思い出に残るジャニーさんの言葉は「YOU最悪だよ」という光一。「いつも言うんですよ。今日も言っているんじゃないですか」と笑ったが、取材陣から、記者の前ではジャニーさんが2人を絶賛していたことを伝えられ「また言って欲しいですけどね。その言葉が聞きたいですけどね」と感情をこみ上げさせた。

剛は「グループごとにいろんな思いがあると思うので、それぞれ未来に向かっていけばいいのかな。ジャニーさんがいなくなって、寂しい気持ちはもちろんありますけど、何かにぶち当たったとき、ジャニーさんはきっとこう言うだろうな、ということを選択して、何も変わらずに頑張れるかな」。光一は「よくケンカもしました、演出を巡って。でも常にジャニーさんのことは超えられないと思ったし、これからも超えることはできない。これから出てくる若い子はジャニーさんの演出を受けることはできないわけですから、ジャニーさんの演出を受けられたことは幸せ。『継承』といったら重すぎるかな、力添えができるといいなと、今いるジャニーズ全員が思っていることだと思います」と、ジャニーズ一丸でのイズム継承を宣言。今回の見送りについても「世の中的には顔をしかめる方もいらっしゃるかもしれないですけど、家族葬にしても、普通じゃない形が、我々、ジャニーさんにとっての形だったかな。我々にとっての世界がそこにあったのかな」と話した。