関ジャニ∞錦戸亮(34)が、グループから脱退し、9月末をもってジャニーズ事務所を退所することが5日、分かった。グループの公式ファンサイトで発表された。

関ジャニ∞は今後、村上信五(37)横山裕(38)大倉忠義(34)丸山隆平(35)安田章大(34)の5人体制で活動していく。

同日、5人はファンサイトに連名でコメントを発表した。

「皆さんにお伝えしたいことがあります。僕たちは、2004年にCDデビューして以降、ファンの皆さんに沢山の景色を見させて頂き、今年15周年を迎えることができました。ここ最近では、一昨年安田章大が脳腫瘍の手術をし、去年、背骨を骨折。同時期に渋谷すばるが第二の人生を歩む事を決心するという…予想もしていなかった二つの大きな出来事によって全員がそれぞれの人生を改めて考えるきっかけになりました」と回想した。

メンバー間で、昨年からグループの方向性についての話し合いが持たれてきたことも明かした。

「去年から、僕達は沢山の話し合いを重ねてきました。各メンバーの思い描いている将来、価値観、方向性など、それぞれが違うベクトルを差し始めているんじゃないか…そして、安田が万全ではない自分の身体で、いつまでこの仕事を全うできるのか…という問題に直面しました」とし、週刊誌などで錦戸の脱退情報などが報じられてきたことについても「ここ最近まで、沢山の記事が出ているなか、何も答えられなかったのは本当に心苦しく、ファンの皆さんに沢山の憶測や不安を抱かせてしまったのは心から申し訳なく思っています」と謝罪した。

錦戸は今月3日に開催された東京ドーム公演に参加。関ジャニ∞として最後の活動となりそうで、5人は「あらゆる選択肢があるなか、正解がわからない上で、15周年のライブまでは何があっても6人で走りきりたい。その上で、ファンの皆さんには。純粋に楽しんで頂きたい、という思いで、15周年ライブが終わるこのタイミングまで、発表を控えさせていただきました」と説明。「出会いから含めると約20年。もう好きや嫌いなんて感情を超えたメンバーです。道は違えど、皆さんにエンターテイメントを届けたいという気持ちに変わりはありません。ファンの皆さんも…僕達も、時間がかかるかもしれませんが…どうか1人でやっていく覚悟、送り出す事を決めた5人のメンバーの決断をどうにか分かっていただける日が来るように、全員がこれからの活動で示さなければと思っています。15年間、こんな大変なグループを支えてくださっている関係者、スタッフ、そして、何よりファンの皆さんには感謝してもしきれません」とファンに向けてメッセージを送った。

5人は錦戸と同様、最後は7月に亡くなったジャニー喜多川さん(享年87)への感謝の言葉で締めた。「そして、ジャニーさん、、、これは僕達がずっと話してきた結論です。この決断を天国から見守ってくれればと思います。関ジャニ∞を生んでくれてありがとう 関ジャニ∞横山裕 村上信五 丸山隆平 安田章大 大倉忠義」と、連名でつづった。

関ジャニ∞は02年に結成。04年8月にシングル「浪花いろは節」を関西限定でリリース、同年9月に全国で発売し、デビューを果たした。当初は8人組だった。06年に内博貴(32)が脱退。昨年4月には渋谷が脱退を発表し、同年末に退所していた。