アイルランドの4人組ロックバンド「U2」が4日、さいたまスーパーアリーナで、13年ぶりの来日公演「ヨシュア・トゥリー・ツアー2019」を行った。

U2はグラミー賞最多受賞22回を誇る世界的ロックバンド。同ツアーは87年発売で2500万枚以上の売り上げを記録し、全米アルバムチャートでも9週連続1位を獲得した代表作「ヨシュア・トゥリー」を完全再現するもの。ツアーはアルバム発売30周年を記念して17年にスタート。最終となる19年12月15日のインド・ムンバイ公演までに、ヨーロッパ、北米、南米、メキシコ、オセアニア、アジアで約300万人の動員が見込まれる。

センターステージにメンバーが登場すると「サンデイ・ブラッデイ・サンデイ」ほか、初期の代表曲5曲を立て続けに披露した。ボーカルのボノは「埼玉!」と日本語で会場に呼びかけ、「調子はどう? 手を挙げて!」と観客をあおった。「こんばんは、ありがとう」と日本語であいさつすると、「日本の子供たちのために平和を維持しよう! 世界に向けて平和への祈りをささげよう」とメッセージを発した。

その後はメインステージに移り、完全再現パートとして中山美穂・木村拓哉主演のドラマ「眠れる森」の主題歌にもなった「ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー」や「約束の地」「終わりなき旅」などアルバム収録順に全11曲を演奏。この日、全25曲を披露した。

同公演は明日5日も、同会場で行う。