5年連続5度目の出場となった乃木坂46は、昨年のレコード大賞曲「シンクロニシティ」を披露した。センター白石麻衣を中心に、別の仕事で欠席の2人を除いた全メンバーでダンスした。曲の途中で、舞台向かって左から欅坂46、右から日向坂46が登場し、ともにパフォーマンスした。

3グループ合同パフォーマンスは初めて。総合司会の内村光良も、乃木坂46の選抜メンバーの後ろで一緒に踊った。

乃木坂46キャプテン秋元真夏は、「坂道の団結力を見せたいです。グループごとに毛色が違うんですけど、一緒に戦っていく仲間として、坂道というものをよりいろんな方に知っていただけたら、個々のグループがより広がっていくのかなと思います。良き戦友です」と話した。白石麻衣は「初の試みなので、とても楽しみですし、今回は内村さんも一緒なので、お祭りのような、楽しくシンクロできたらなと思います」と笑顔を見せた。

松村沙友理は「日向坂の皆さんは紅白が初めてだったりして、不安があったらリードしてあげたいなという気持ちもあります。欅坂や日向坂の皆さんを今までは母親目線で見ていたんですけど、今回のことをきっかけに仲間意識が芽生えました」と心境の変化を明かした。齋藤飛鳥は「同じステージに立つことがなかなかないこと。それが紅白歌合戦という大きなステージなんて、一生に一度あるなないかの機会だと思います。内村さんも真剣に踊ってくださってうれしいですし、楽曲の良さと、それぞれのグループの良さと、内村さんの良さが伝わったらいいなと思います」と話した。

また、欅坂46キャプテンの菅井友香は「乃木坂さんのおかげで、私たちも誕生させていただくことができましたし、(一緒に活動していた時期もある)日向坂46の頑張りを近くで見ていて、力をもらっているので、私たちも少しでも力になれればと思います」と誓った。土生瑞穂は「普段はバキバキの振り付けが多いので、(『シンクロニシティ』のしなやかな振り付けは)難しかったですけど、みんなで頑張って練習しました」と明かした。

日向坂46キャプテンの佐々木久美は「お話を聞いた時、普段楽屋でも歌わせていただくくらい大好きで、とても楽しみですし、こんな機会はもう二度とないと思うので、その時間をかみしめながら、乃木坂46さんの大事な曲を、坂道の名に恥じないように盛り上げられたらと思います」と意気込んだ。

関係者によると、正午から午後1時ごろまでの昼休み中、メディアがホールに入っていない時間に、「シンクロニシティ」の位置の確認などを入念に行ったという。この日のリハーサルは午前中最後に日向坂46が登場。昼休み中に「シンクロニシティ」の準備などが行われ、午後一番手にそのまま乃木坂46が登場、続いて欅坂46がリハーサルを行った。“坂道シフト”とも言える異例の構成で、NHKの大きな期待を感じさせた。