みのもんた(75)が、司会を務める日本テレビ系バラエティー「秘密のケンミンSHOW」(木曜午後9時)を今春降板することが23日、分かった。制作する読売テレビ(大阪市)が同日、発表した。4月からの番組リニューアルにともない、退くという。最終出演回は未定。今後新番組が決まる場合をのぞき、いったん、みののテレビレギュラーはゼロになる。

みのは07年10月の同番組スタート以来、12年半に及び進行を務めてきた。読売テレビでは「ご本人のご意向もあり、後進に道を譲られ、ご勇退されることになりました」としている。

番組は各地の習慣やグルメなどを中心に、全国の隠れた地方情報をバラエティー形式で紹介。みのは「エブリケンミン! カミングアウト!」の名調子で進行し人気を集めた。みのをめぐっては13年に次男の不祥事があり報道番組を降板したが、同番組の進行役は継続していた。同局は、みの降板にあたり「12年半もの長きにわたり番組司会者を務めていただいた」「まさに番組のシンボルとして支えていただきました」と感謝のコメントを寄せた。

リニューアル後は「秘密のケンミンSHOW 極(きわみ)」と題し、後任司会は爆笑問題の田中裕二(55)が担当。現在、みのとコンビを組んでいるタレント久本雅美(61)と2人で進行を務める。新たなコーナー企画として、東京へ出てきた人が直面する問題、困惑などを取り上げる「ケンミンの主張! 東京どないやねん!?」なども立ち上げる。

関係者によると、降板は健康上の理由ではなく、みの本人は今後も仕事を続けると周囲に話しているという。

◆みのもんた 本名・御法川法男(みのりかわ・のりお)。1944年(昭19)8月22日、東京都生まれ。立大卒業後、文化放送入社。「セイ!ヤング」などで人気アナとして活躍し79年退社。05年にはNHK紅白歌合戦で司会も務めた。水道メーター販売会社「ニッコク」の社長も務める。血液型A。