整った顔立ちと10代と思えぬ落ち着いた雰囲気から、女優浜辺美波(19)にはどこか隙のない印象があった。先日取材したテレビ朝日系ドラマ「アリバイ崩し承ります」(土曜午後11時15分)の会見で、そのイメージが変わるエピソードがあった。

会見では、浜辺が同局バラエティー「しくじり先生俺みたいになるな!!」(月曜深夜0時15分)にゲスト出演時、収録中ながら居眠りをしていたことが話題になった。本人いわく「勉強机がダメ」だそうで、学校をモチーフにした番組セットが眠気を誘うというのだった。

共演の安田顕(46)の代弁によれば、学生時代、多忙で十分な睡眠時間を確保できなかった浜辺は、学校でうまく眠るしかなかったのだという。当然ながらうつぶせで寝ることは先生に失礼になると感じており、「浜辺さんが編み出したのが、何となく『私は先生の話を聞いています』という真剣な態度で、そのままうたた寝をする技」なのだという。

しかし上体は揺れに揺れており、成田凌(26)は着席したまま寝る浜辺の居眠り術について「メーク中とか、メークさんを避けてるんじゃないかっていうくらい、グワンって(首を振るしぐさ)」。安田は「ビックリします。体幹の良さったらない」と笑わせつつ、「でも『時乃さん(浜辺の役名)行きまーす』ってスタッフに呼ばれたら、パッと起きるんです」と浜辺の切り替えの良さも紹介していた。

この話は「自分が世界一だと思うこと」という質問に「寝起きの良さ」を挙げた浜辺に対して、素顔を知る共演者が実情を明かすような形でスタートしたのだが、浜辺の意外な一面に驚くとともに、一気に親近感が沸いた。

「『私まったく寝てません』みたいな顔してる」という安田の指摘に照れながら、「でも(体を)操れるようになったら世界一だと思います」とちゃめっ気たっぷりに返していたのが、またかわいらしかった。

どこか浮世離れした存在感が一気に身近になりました。