吉永小百合(74)が26日、都内で行われた長崎県五島列島の地域活性企画「五島の椿プロジェクト発表会」に出席した。

席上で、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、28日に同市内で開催を予定したイベントの中止が発表された。参加予定だった吉永は「ウイルスが猛威を振るって、たくさんの方が苦しんでいらっしゃる中、感謝しております」と、都内での会見が予定通りに開催できたことを感謝した。

プロジェクトは、人口が昭和30年代の15万人から6万人に減少し、過疎化が進む五島列島に自生するツバキが原料の新商品を開発、販売、消費する循環で、継続可能な産業と雇用を創出し、新たな地域活性のモデルケースを目指す。吉永は11年に初めて五島列島を訪ね、後に世界遺産に認定された教会群を仕事仲間と訪問。「人間が住んでいく上での原点という感じが致しました」と感動し、翌12年も訪問するほど好きになり、企画の趣意に賛同しサポーターに就任した。

昨年公開の映画「最高の人生の見つけ方」のロケ地が長崎に決まると、五島列島をロケ現場の1つに推薦し、共演の天海祐希と福江島で撮影を行い、その後、中通島でプロジェクトのCMを撮影した。撮影時に着た五島のツバキで染めた着物に身を包み「少しは力になれるかなと思いました」と、五島列島の活性化へのサポートを約束した。