タレント村井美樹(40)が“鉄女”ぶりを発揮し、注目を集めている。漫画家蛭子能収(72)が引退した、太川陽介(61)とのテレビ東京系「ローカル路線バスVSローカル鉄道」に鉄道チームのリーダーとして登場。その“鬼軍曹”ぶりが、これまでのイメージとのギャップもあって、ネット上でも話題になっている。

村井は「学生時代から青春18切符で、いろいろな所に行ってました。私はメカとかには詳しくない“ソフ鉄”なんですけど、前はちょっと隠してました(笑い)。女子が鉄道好きを公言できる、いい時代になりました」と振り返った。

高校時代から演劇に目覚め、早大教育学部在学中の02年にミス早稲田に輝く。同年6月にNHKドラマ「量刑~脅された法廷~」で女優デビューした。「駄目だったらアナウンサーの就活をしようと思いながら映画のオーディションを受けたら、落ちたんですけどNHKドラマの話が来てデビューしました」と話す。その後はドラマ、映画、舞台で活躍するかたわら、テレビ朝日系「Qさま!」、NHK BS「鉄オタ選手権」などで高学歴知性派タレントとしても活躍中だ。

17年に結婚し、1歳半の女の子のママだ。「出産から2カ月半で仕事復帰したけど、泊まりの仕事の時は不安。夫や母に助けられています」。昨年40歳を迎え「仕事がすごく楽しい。これからは地方創生、日本全国を旅して、廃線になる鉄道の危機とかを発信していきたい」。趣味は170体ものこけしの収集。「結婚の条件は、これを受け入れてくれる人でした」と笑った。【小谷野俊哉】

◆村井美樹(むらい・みき)1979年(昭54)11月16日、京都府生まれ。早大教育学部卒。02年にNHK「量刑~脅された法廷~」で女優デビュー。NHK BS「浮世絵ツアー」レギュラー。今夏公開予定の映画「電車を止めるな!」出演。漢字検定1級。博物館学芸員資格。160センチ。血液型AB。