タレントのミッツ・マングローブ(45)が21日、レギュラー出演するフジテレビ系「バイキング」(月~金曜午前11時55分)を体調不良のため欠席した。

今月に入ってから、同番組にはリモート出演を続けていたが、体調不良が続いていることからこの日は番組内でコメントを発表した。

番組内で発表したコメントは次の通り。

ミッツ・マングローブです。4月10日以降、原因不明の発熱が続いており、自宅で療養しております。最後に現場で仕事をしたのが4月4日。人と接触したのが7日です。現在は、誰とも接触を取らない方法でできる仕事は続けていますが、発熱から数日後には舌の味覚がなくなる症状(今は回復)も出たため、新型コロナの検査を受けるのが妥当と判断しました。

しかし私の場合、肺炎の兆候もなく、体温が(PCR検査を受け付ける現段階の基準である)「37・5度以上」に一度も達していないという理由から、未検査のまま今日に至ります。幸い、普段から私の体調を細かくみてくださっている主治医の先生に、毎日ご相談させていただいており、大事には至っていません。

ただこのような状況を、周囲の人たちや、関係各所に黙っておくわけにはいきませんし、私のように「コロナっぽい」状態のまま、ともすれば普段通りの行動をしてしまっている人も、たくさんいるのではないかと思い、現状を公表することにしました。

微熱やダルさぐらいだと、あえてそれを周囲の人に「告白」するのは、なかなか躊躇(ちゅうちょ)してしまいがちです。現に私も、発熱の事実をマネジャーなどに伝えるまでに「1日」の空白がありました。「とりあえず様子を見よう」という判断と、「言ったらいろいろと大変になりそうだ」という逡巡(しゅんじゅん)が、その空白を作ってしまいました。

無論、すべての体調不良を「コロナ」と照らし合わせることはできませんし、白黒はっきりつけるシステムもまだ整ってはいません。すでに逼迫(ひっぱく)している医療体制を悪化させないためにも、定められた検査基準には従うべきです。ならば、ちょっとした自覚症状にもふたをせずに、しかるべき自己判断・自己処置をすぐに取れるかどうかが、個人個人にとって、そしてそんな個人の集合体である社会にとって、改めて大切なことであると強く思います。

また私のような「非公式」な状態でいる人たちが、今後どのようにして「完治」「復帰」を決めればいいのかというのも、考えていかなければならない事案だと思います。さまざまな不安や葛藤の中で暮らさなければならない日々が続きますが、こまめに自分を律しながら、1日も早い安全な世の中を取り戻すべく頑張りましょう。