集英社「週刊少年ジャンプ」編集部は11日、公式サイトで、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、同誌で執筆する漫画家の感染リスクを減らすための方法を取ることで、原稿の完成が遅くなるため今後、休載が増える見込みだと発表した。

「いつもご愛読いただき、ありがとうございます。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、現在、週刊少年ジャンプでは、連載されている漫画家の先生方に、できる限り感染リスクの少ない方法での執筆をお願いしています。これにより、原稿完成までに多くの時間が必要となるため、止むを得ず、休載とさせていただくケースが増える見込みです」

今後、休載に関する最新情報には、発売日当日に同誌の公式ツイッターと公式ホームページで告知するとした。

新型コロナウイルスの感染が拡大する中で、感染リスクを減らしつつの漫画の制作を進めることについては、同誌で「ONE PIECE」を連載中の漫画家・尾田栄一郎氏が6日に「ONE PIECE」スタッフ公式ツイッターを通じてコメントを発表。「漫画はいつも通り毎日描き続けてますが、ONE PIECEは全作業がアナログなので、人が集まってのお仕事を避けられません。したがってスタッフの人数を最低限にし僕自身も、免疫を下げないように生活しなきゃいけません。すると、もどかしい程、原稿やその他の作業速度が落ちてしまいます。ゆえに、休載スパンが短かくなると思いますが、体調を崩して休むわけでなく、体調万全で描き続ける為に調整してるとご理解ください!!」と原稿制作に遅れが生じ、休載のスパンが短くなることに理解を求めていた。

また尾田氏は「衣食住の何の役にも立たないのが漫画ですが、気を紛らわしたい時、バカだなーと少しでも気持ちを楽にしてもらえれば、幸いです。皆様の心体の健康と無事を心より、心より祈ってます!!!」(コメントは全て原文のまま)とファンの健康と無事を願った。