タレント大竹まこと(71)が14日、パーソナリティーを務める文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(月~金曜午後1時~3時30分)の生放送に遅刻して出演するハプニングがあった。

番組冒頭、いつもの明るいあいさつでスタートする大竹の声が聞こえない。同局太田英明アナウンサー(57)は「遅刻です。ズル遅刻ではなく、月曜日からちょっと体が痛くてピリピリすると話していた」と理由を明かした。

大竹は2日前にも病院で診察を受けたが、いったん「神経痛」と診断されたという。一方で痛みが治まらず、帯状疱疹(ほうしん)の疑いもあり、この日午後の出演前にあらためて都内の病院に向かったという。病院から東京・浜松町のスタジオに8分遅れて入ってきた大竹は自身の体調についてこう説明した。

「病院で18人待ちだったが、その先生がめちゃくちゃ美人。前の患者が長かったんだよ」と遅刻した一因を説明。「2日前にも診てもらってその日の医者が神経痛かもしれないと言われたが、この日は『帯状疱疹(ほうしん)ですね』とすぐに薬を処方された」という。左手人さし指に帯状疱疹ができていることを明かした。番組関係者によると健康状態に問題はなく、今後の出演や仕事には差し支えないという。

一方で大竹は、新型コロナウイルスの感染者が増えている現状で、病院内の医療関係者が混み合う待合室で1人1人に丁寧に対応する姿勢に感銘を受けたという。「オレは国民年金の医療費3割負担で410円を支払ったけど、看護師さんたちや受付の方はどんな患者がいるか分からないリスクを抱えながら仕事をされている。待合室の18人に1人1人にマスクして近づいて健康保険証を受け取ったり、薬の受け取りや精算をして、本当にすごいなと思った」とし、「コロナの初期対応においても日本では医療関係者の防護服、マスク、手袋が足りなかった。日本は感染症が少なかったこともあるけど、医療関係の予算をどんどん絞ってきた経緯がある。世界的にマスクを中国に頼ってきたが、お金がかかっても、そういうものは自国で作っていくかないとならないと思う」と、今回のコロナウイルス対応の問題点も指摘した。