NHK大河ドラマ「麒麟がくる」(日曜午後8時)が30日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で6月7日に放送された第21回以来、約3カ月ぶりに放送された。ツイッター上には「待ってました」「来週が楽しみ」などの反響が相次ぎ、ツイッタートレンドランキングでは世界2位に躍り出た。

NHKの巧みな制作、編集への賛辞の声も相次いだ。冒頭、真っ黒な画面に「桶狭間の戦いから四年後」とテロップが出た。コロナ禍で放送が約3カ月、中断を余儀なくされた時間の経過を、巧みに物語の時間の経過とつなげた手腕に、ツイッター上では「3カ月ぶりの再開が4年後。いい感じ」との声があった。

また、向井理演じる足利義輝が、長谷川博己演じる主人公十兵衛(明智光秀)に対し「十兵衛、覚えておるか。昔、そなたに麒麟の話をした」と語りかけ、過去の回想シーンが流れた。視聴者に、中断する前の場面を復習させる作りを評価する声もあった。

また、十兵衛とユースケ・サンタマリア演じる朝倉義景が対面した場面で、2人の間の距離が、かなり離れていたことに対し「ディスタンスありすぎ」などの声もあった。

放送の最後に、9月6日放送の次回のタイトル「義輝、夏の終わりに」が出ると、「本当は6月に放送されるはずが、本当に夏の終わりに放送されることになった」などと感慨に浸るツイートもあった。