お笑い芸人、江頭2:50(55)が所属の大川興業から退所した。

大川興業のホームページに「江頭2:50は、9月末日をもちまして、所属事務所である大川興業株式会社を退所いたしました。在籍中、長年にわたって応援してくださった皆様、お仕事でお世話になりました皆様、誠にありがとうございました」と感謝の言葉を述べている。

江頭は今年2月1日にYouTubeチャンネル「エガちゃんねる」を開設。爆発的な人気を呼んで、1日現在で216万人が登録している。

江頭は九産大中退後、88年に大川興業入りして、コンタキンテとお笑いコンビ、男同志を結成。当初は、九州のローカルタレントのばってん荒川にあこがれて、バッテン江頭と名乗ったが、大川興業の大川豊総裁が「酒が入るとコイツ深夜の2時50分になると変身する」といって江頭2:50と命名した。

97年に解散してピン芸人に。同年、トルコで3000人以上を前に、全裸パフォーマンスを見せて逮捕され、罰金刑を受けた。

01年には自民党総裁選をまねた初の大川興業総裁選を実施したところ、現職の大川豊(58)を破り当選。06年まで務める。江頭2:50が総裁に選ばれてしまうという珍事だった。

08年8月16日の吉田沙保里が金メダルを獲得した北京五輪レスリング女子55キロ級の中継で、観客席で金色の全身タイツで応援する姿が映り、瞬間最高視聴率32・8%(関東地区)を記録した。

座右の銘は「ワンクールのレギュラーより1回の伝説」。放送コードに縛られない暴走でテレビにはめったに出なかった。