水谷豊主演のテレビ朝日系ドラマ「相棒 season19」(水曜午後9時)の4日第4話の平均視聴率が14・9%(関東地区)だったことが5日、ビデオリサーチの調べで分かった。

初回は17・9%、第2話は16・4%、第3話は16・3%だった。

水谷演じる警視庁特命係の杉下右京が、相棒と事件解決に挑む人気シリーズ。ドラマ誕生から20周年を迎え、反町隆史演じる4代目相棒・冠城亘とのコンビは6年目となった。

杉下右京と冠城亘は小手鞠から芸者の叶笑を紹介される。実は叶笑こと棚橋智美は15年前に暴行未遂に遭っており、そのときの犯人、久我山大樹が出所して智美の周りをうろついているのだという。「久我山の目的を探り、智美を守って欲しい」というのが小手鞠の依頼だった。しかし調査をはじめようとした直後、久我山が何者かに殺されていたことが判明。遺体のそばには血が付着した“かんざし”が落ちており、事件に智美が何かしらの関わりをもっているのではないかと考えた右京は、さっそく料亭を訪れ、事情を聴く。

しかし智美は「話すことはない」と一点張り。さらに、久我山が小手鞠と智美の客である吉岡壮介が社長を務める「エアアース」の社員だったことが判明。吉岡の秘書・小坂奈都子によると、久我山は“社員”と言っても一度も出社してきたところを見たことがない“幽霊社員”だったようで、右京と亘は、吉岡が久我山になんらかの弱みを握られていたのではないかと推測。やがて現場に落ちていた“かんざし”から指紋が検出されたことで、智美は伊丹憲一らの取り調べを受けることに。一方、15年前の暴行未遂事件に目を付けた「特命係」の2人によって吉岡の過去が明らかになる。