V6が解散することが12日、分かった。ジャニーズ事務所の公式サイトで発表された。メンバーの森田剛(42)は同事務所を退所し、坂本昌行(49)長野博(48)井ノ原快彦(44)三宅健(41)岡田准一(40)は同事務所に残り、ソロで活動する。

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“大人”なグループだった。取材するたびに、V6のメンバーは口をそろえる。「プライベートではほぼ、メンバーと絡まないですね」「仲は、良くはないです。悪くもないですけど」。もちろん一部はジョークやリップサービスなのだろうが、ウソをついているというわけでもない。お互い、必要以上に干渉することはない。そんな6人組だ。

あまりに仕事以外で絡みがないからなのか、たびたび解散報道も出た。10年に解散説が報じられた際は、三宅健(41)が「変なうわさがよく出るんですよ」と否定した。17年に出た解散危機報道でも、日刊スポーツなどの取材に三宅は「ないですね」などとあっさり完全否定していた。親しい関係者は「適度な距離感があるからこそ、25年間、1人も欠けずに続いたのではないか」と推測した。

それぞれが人生の半分以上をともに過ごした6人組だ。解散の理由について、関係者は「『不仲』や『方向性の違い』ではない。全員が40代に入り、今後の人生をあらためて考えた結果でしょう」と説明した。解散自体はもちろん、ファンや関係者にとって悲しい出来事かもしれないが、V6の25年間にはむしろ、「1人も欠けずにグループ活動を続けるコツ」が詰まっているのかもしれない。【横山慧】