宝塚歌劇団は15日、昨年7月にコロナ禍から上演再開以降、取りやめていた入団7年目までの生徒による新人公演を、次々作の本拠地作となる月組公演「桜嵐記(おうらんき)」から再開すると発表した。

5月開幕の月組、その後に続く宙組、雪組までは、本来は新人卒業の8年目になる100期生までの出演にすることも決めた。

月組公演「桜嵐記」の兵庫・宝塚大劇場、東京宝塚劇場から新人公演を再開。また、出演者数の減員も終了し、当該組の生徒出演による本来の上演に戻す。

同劇団は、感染予防対策の一環として、出演者を減らし、別途稽古が必要になる新人公演を取りやめてきたが、楽屋を改修するなどし、感染対策を徹底。「直近の社会情勢や宝塚歌劇における定期PCR検査の実施や楽屋の改修など感染予防対策の進捗(しんちょく)を踏まえ」再開を決めたとしている。

ただし、今後の感染拡大状況や、社会情勢の変化があれば「急きょ変更とる可能性もございます」とした。

また、感染予防対策の一環で、オーケストラによる生演奏も見合わせてきたが、オーケストラピット内でも感染予防対策の徹底を実施。4月2日に宝塚大劇場で開幕する花組公演「アウグストゥス-尊厳ある者-」「Cool Brast !!」から、オーケストラによる生演奏も復活させる。