俳優坂口健太郎(29)が20日、大阪市西淀川区の姫嶋神社で、主演映画「劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班」(橋本一監督、4月2日公開)の大ヒット祈願を行った。

「やりなおし神社」と呼ばれる同神社で「楽しい大ヒット祈願ができた」と笑顔。境内にある「はじまりの碑」では、赤い玉を石碑の穴に投げ入れ、貝殻の絵馬も奉納。坂口は「変わった絵馬でおもしろかった」と話した。

同作は18年にフジテレビ系で放送された連続ドラマの劇場版。現在と過去の刑事が謎の無線機を通じて未解決事件を解き明かす。坂口は現在を生きる刑事「三枝健人」を演じ、本格アクションに挑戦。同作のストーリーが「過去を変えて(やり直して)未来を救う」ことから、同神社でのヒット祈願に至った。

作品は過去を変えていくという内容だが、坂口自身は「自分の今まで生きてきた歴史を変えるのは怖さがある。もし失敗したことを変えたりしたら、こういう考えだったり人格じゃなくなるような気もして…」と考える。もし過去の自分になったとしたら「『そのまま頑張れよ』じゃないけど、そういう言葉をかけたくなる」とした。

坂口は中学でバレーボール部に入部。「部活に入ったことで今の自分に通ずる人格形成になったと思う。すごく厳しくて辞めたいと思っていたが、その苦しさが自分の考え方に影響を与えている」と振り返った。