池田エライザ(24)が25日、東京・丸の内ピカデリーで行われた映画「騙し絵の牙」(吉田大八監督、26日公開)公開前夜祭で自身のクセを聞かれ「最近、自分で気付いて危ないなと思ったのが、行きの車で帰りの算段を立てていることがある」と明かした。

池田は「いかに仕事が終わって帰るまでが、いつも早い。いかに鞄から物を出さずに過ごすか…変えるスピードが5~10秒、変わるじゃないですか?」と語った。その上で「皆さんと現場でお会いするのは大好きなんですけど…病的に帰りたくて。最後の1シーンとか、ものすごく帰りたい」と“家に帰りたい病”が深刻だと吐露した。松岡茉優(26)から「おうちにいるのが好きなの?」と聞かれると「帰ると、その日は出たくなくなる。直帰が大好きなんです。昼だろうが朝だろうが出ない」と語った。

池田は、主演の大泉洋(47)が笑いながら「ラストシーンって、早く帰りたいと思っていたとしたら、吉田監督の組なんて、ものすごい最悪じゃないですか? ラストシーンなんて、そう簡単にOK出ませんからね」と突っ込むと苦笑い。「そうですね。それに関してはそうでしたね」と即答した上で「すごい長かったじゃないですか。クランクアップコメントで良いことをおっしゃる」と返した。

大泉が「君…じゃあ、俺のクランクアップコメント、早く終われやと思って聞いていたの?」と追及すると、池田は「仕方のない、自分の抑えられない気持ち」と認めた。大泉が、さらに「俺のクランクアップコメント、えらい長いからね。今も思ってるんだ? 帰りたいんだと」と突っ込むと、池田は「すみません」と謝った。

その間、左端に登壇していた吉田監督は、何とも言えない複雑な表情で立ち尽くしていた。