清原果耶(19)がヒロインを演じるNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」(月~土曜午前8時)が、17日からスタート。第1週「天気予報って未来がわかる?」の見どころを紹介する。

宮城県気仙沼沖の自然豊かな島で育ち、内陸の町・登米(とめ)の森林組合で働きながら青春を過ごす永浦百音(愛称モネ)が主人公。モネは天気予報の可能性に出会い、やがて気象予報士を目指す。同局「透明なゆりかご」やテレビ東京「きのう何食べた?」を手掛けた、安達奈緒子氏のオリジナル脚本作。

第1週では、森林組合で働くモネが気象予報士の朝岡(西島秀俊)と出会い、天気予報に感銘を受ける姿を描く。初回から緑豊かな登米の風景がふんだんに盛り込まれ、朝から清涼感たっぷりの映像が楽しめる。自然や天気の表現に注力しており、吉永証チーフプロデューサー(CP)は「ロケで見える空気や天気、森、海の要素はこのドラマで大事なこと。場面場面でリアルに伝えたい」と話す。

朝ドラらしい明るさだけではない、心に負い目を抱えたモネのキャラクターも新鮮。申し訳なさそうにしながらも父親からの着信を見なかったことにするなど、モネからは家族との距離感が見て取れる。複雑さを持ったヒロイン像について、吉永CPは「長く放送する朝ドラでは、その方の持っているものが役と共に出てくるもの。清原さんは明るい部分も、いろいろ考える部分もある。清原さんならモネを表現してくれると思った」と期待感を語る。

モネはやがて気象予報士になる夢を持ち、「私も誰かの役に立ちたい」と一念発起する。清原は「モネ自身が分からないことだらけなので、私もモネと一緒にいろんなことを探りながら、素直に感じていけたらと思っています」と話している。