陸上女子やり投げの北口榛花(23=JAL)が3日、62・066メートルを投げ、決勝進出を決めた。女子やり投げの決勝進出は前回東京大会以来57年ぶりの快挙となった。

好記録にピョンピョン飛び上がって喜ぶ様子や、インタビューの様子が放送(録画)されると、弾ける笑顔でよく笑う北口のキャラクターに、ツイッター上が「かわいい」と大いに沸いた。

北口は「練習からずっと緊張して、手が震えるくらいだったんですけど、1投目から62メートルを投げられて、ホッとして、よかったと思います」と、マスク越しにもとびきりの笑顔。オリンピックで60メートル台は日本人女性で初めてと聞くと「あ、本当ですか?」と大喜びでけらけら笑い、「もとから練習飛ばないので、まさか飛ぶと思っていなくて、あはははははは。2投目投げたあと、大はしゃぎしてしまって反省しています」と終始明るい笑顔で語った。

インタビュアーから「笑顔は北口さんのトレードマーク」と指摘されると「緊張している時こそ心がけて笑っていたんですけど、心から笑うのはなかなか難しくして、不自然な笑顔だったと思うんですけど」と噴き出し、「ちゃんと(決勝に)残ったことが確認できてやっと笑えました」と、涙ぐみながらニコニコと話した。

ツイッター上は「やり投げの女の子かわいい」「こちらも笑顔になる」「北口選手の笑顔には元気をもらえる」「チャーミング。こんなにすてきな選手がいるんだ」「癒やされる」「ファンになった」「決勝頑張ってください」など、感動の声が多く寄せられた。