東京オリンピック（五輪）の閉会式が8日、行われ、宝塚歌劇団の宙組トップ真風涼帆（まかぜ・すずほ）、星組トップ礼真琴（れい・まこと）、花組トップ柚香光（ゆずか・れい）ら現役タカラジェンヌ20人が、正装緑のはかま姿で君が代を斉唱した。
トップ3人はフィールド中央に設置されたステージの上に登場、それぞれの相手娘役、星風まどか（花組）舞空瞳（星組）潤花（宙組）ら17人とともに君が代を響かせた。
衣装はタカラジェンヌの正装。宝塚音楽学校時代から、入学式、卒業式など式典、劇団へ入っても年賀式など行事で羽織り、退団する最後の日にも袖を通す緑のはかまで、君が代を届けた。
世界でも例を見ない女性だけの同劇団は、1914年（大3）に創設され、今年107周年。昭和に入ったばかりの27年に上演された日本初のレビューは「モン・パリ～吾が巴里よ！～」だった。
海外公演も多く行ってきた「タカラヅカ」が、“日本の心”を伝え、次回五輪開催のパリへ“バトン”を渡すというメッセージにもなりそうだ。
トップコンビ以外の出演者は以下の通り。
花組▼水美舞斗▼永久輝せあ▼音くり寿▼聖乃あすか
星組▼愛月ひかる▼瀬央ゆりあ▼有沙瞳▼小桜ほのか
宙組▼芹香斗亜▼桜木みなと▼和希そら▼遥羽らら▼瑠風輝▼天彩峰里
