タレント松本伊代(56)とお笑いコンビ、ラランドが20日、都内で「骨検プロジェクト啓発週間“骨検週間”」発表会に出席した。日本では、およそ1280万人の患者がいると報告されている、骨粗しょう症について話し合った。

骨粗しょう症について、松本は「知ってはいて興味はあるけど、詳しくは。骨がスカスカになることですよね」。ラランドのサーヤ(25)は「早口言葉だと思っていた」。ニシダ(27)は「東京特許許可局と同じで、実際にはないと思っていた」とボケた。

今年6月30日に自宅でストレッチなど運動中に胸椎8番を圧迫骨折した松本は「全治1カ月半と言われました。毎年、人間ドックで簡単な骨粗しょう症の検査はしてもらっているんですが、もっと詳しく検査した方がいいんですよね」と話した。

骨折後は食生活にも気を使うようになった。「骨折して食生活がみだら、じゃなかった、乱れていた」と言い間違いを苦笑いで訂正。「初めて骨折して、いろいろ調べて、小魚だったり乳製品、ビタミンDのある椎茸(しいたけ)、キノコ類をとるようにしました。あと日光浴して、運動がいいというんですけど運動で骨折したのでお散歩をするようにしています」と話した。

明日10月21日で、<歌詞>伊代はまだ 16だから~ のサビでヒットした「センチメンタル・ジャーニー」で歌手デビューして40年になる。「デビューして、すぐ武道館コンサートとかもできて、うれしかったですね。新曲が入ったニューアルバムを発売しようと思っていたんですが、骨折して延期になって12月22日に発売になります。全部、筒美京平先生の歌で『センチメンタル・ジャーニー』もセルフカバーしています。骨とともに頑張りたいと思います。骨を折ったことで、骨粗しょう症は人ごとじゃないと思いました。日頃のチェックを頑張りましょう」と話した。

骨粗しょう症になると身長が縮まり、2センチ以上になると骨粗しょう症のリスクが13・5倍になる。ここで3人の身長を測って、25歳の時と比較。若いサーヤは157・8センチから158・3センチ、ニシダは170センチから171・7センチへと伸びていた。56歳の松本も、なんと157センチから157・5センチに伸びていた。

松本は「成長してますね。デビューの16歳のときは156センチだったんですけど。年を取っても伸びるぞって(笑い)。16歳の時から伸びてるのは知ってたんですけど、本当はもっと伸びてたのかも」と笑った。

サーヤは、松本の夫のヒロミが主催する、八王子出身の芸能人の集まり「八王子会」のメンバー。「伊代さんの40周年というのは想像もつかないですね。でも、八王子会のメンバーなんで守ってもらいます」と言うと、松本は笑顔で「守ります」と即答した。

旭化成ファーマの青木喜和社長は「我が国の骨粗しょう症は、適切な治療が行き届いていないのが現状。骨粗しょう症は簡単な骨密度検査で診断できる。略して骨検(ほねけん)と呼んでいます。これをもっと一般の人に知ってもらいたい。“骨検週間”のキャンペーンで、骨粗しょう症に関する分かりやすい情報を提供していきたい」と話した。