NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の26日に放送された第20話の平均世帯視聴率が17・1%(関東地区)だったことが29日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高記録は第19話の17・2%だった。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。

あらすじは、菓子作りに命を燃やした金太(甲本雅裕)。その突然の死を見守ったのは、おはぎを持ち逃げしようとした男の子だった。金太におはぎ売りを託された男の子は商いの楽しさを知り、新たな人生を歩みはじめる。

そして戦後から3カ月半。4年ぶりに「基礎英語講座」が復活した。安子(上白石萌音)は、稔(松村北斗)の帰りを心待ちにしながら英語の勉強を再開。るいをあやしながら家事をしていると復員兵の勇(村上虹郎)が帰ってくる。喜んだのもつかの間、稔(松村北斗)が戦死したという知らせが届き、安子は深く悲しむ。