コミュニケーションテラー久保田和昌氏(68)が15日、TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食/一直線」(月~金曜午前5時)にゲスト出演した。

久保田氏は大阪大経済学部を卒業し、1977年(昭52)にサントリーに入社して、宣伝広告担当としてらつ腕をふるってきた。

「100年続く会社の経営は何が違うのか」をテーマに、持論を展開。パーソナリティー生島ヒロシ(70)から「日本の会社が国際的な荒波の中、残っていくためにはどういう経営方針とか宣伝方針を取っていけばいいと思われますか?」と聞かれ、「企業は得意領域を磨くのは当然のことやと思いますけどね。ただ、それだけやとみんなそういうふうにするだけの話。世のため、人のため、そしてもうかってますかとこの3つやと。誰かのためにならへん商品やサービスは絶対に長続きするわけないし、誰も買ってくれないし、だからもうかるわけがない」と答えた。

さらに「そこには“利他の心”みたいなことを中心にしながら、ちゃんと世のため人のためになってもうける‥。“儲(もう)”かるという字は“にんべんに言うという字と者”。“信者”と書く。信者っていうことはファンなんですよね。ファンになってくれるから、お金を出していただける。お客様が大事なんや、自分とこだけちゃうで、というところが見えているかどうかですよね」と話した。

久保田氏はこのたび、生島が会長を務める「生島企画室」と業務提携して顧問に就任した。