秋元康氏が総合プロデュースする劇団4ドル50セントが26日、都内で、新劇団員お披露目会を開催した。

17年8月に31人で旗揚げして以来、新メンバーが加入するのは初めて。森由姫(もり・ゆうき=22)田中音江(たなか・おとえ=20)小谷皐月(こたに・さつき=18)宮嶋璃乃(みやじま・りの=18)志賀愛咲(しが・かなさ=17)瀬谷直矢(せや・なおや=22)宮地樹(みやじ・いつき=20)の男女7人が新たに加わった。

森は「13年間ダンスをやっていたのでダンスには自信があります」と自己紹介。「いつかハリウッドにいきたい。山崎紘菜さんみたいになって、海外でも活躍したいです。マルチに活躍したい」と意気込んだ。

田中は「私らしく全力でがむしゃらに楽しんでいきたいと思います。きれいだけじゃなく、自分の貪欲な生き方を見ていてほしいです」と力を込めた。「人から愛される女優さんを目指しているので、吉田羊さんのような、演技もできて、すごく格好よくて、女性からも男性からも好かれるような女優さんになりたいです」と誓った。

小谷は「自分を磨いて、マルチに活躍していきたいです」と伝え、「将来、演技もできモデルさんを目指しているので、広瀬すずさんに憧れています」と明かした。

宮嶋は「皆さんより演技がまだまだ未熟ですが、たくさんいろんなことに挑戦していきたいです。悪役もしてみたいです」と話し、「菜々緒さんみたいに、演技もすごいしていて、格好いい演技がきるモデルさんになりたいです」と意気込んだ。

志賀は「植物や、虫、動物が大好きです。見て下さる方々に、生活の活力や癒やしを提供できるような女優さんになりたいです」とあいさつし、「(豪出身の女優)マーゴット・ロビーさんに憧れています。お芝居の面だけではなく、自分で会社も立ち上げて活躍されているので、私も自分から頑張りたいなと思います」と意気込んだ。

宮地は「新しいすばらしい場で、一念発起し、役者として成長していきたいです」と笑顔で自己紹介。「短期間で体重を増やしたりする鈴木亮平さんの役作りがすごいなと思っています。そんな役作りできる役者になりたいです」と明かした。

瀬谷は「4ドル50セントは憧れの存在だったので、(加入は)すごくうれしかったです。ここで満足するんじゃなくて、ここから頑張っていきたいと思います」と宣言。「成田凌さんが大好きで、サイコパスな役やクズな役など、振り切った役にも挑戦したいです」とコメントした。

先輩となる初期メンバーの前田悠雅(23)は「新しい風や刺激が加わると思う。私たちもこれまでの4年間を背負って、少しでもいい背中を見せられるように頑張りたいなと思います」と笑顔を見せた。安倍乙(21)は「同い年の子とかもいらっしゃるので、一緒に頑張っていきたいですし、同じフィールドで戦うよきライバルとしても、モチベーションを高め合っていきたいです」と意気込んだ。

劇団最年長のうえきやサトシ(31)は「初心に返るような、新鮮な気持ちです。年齢が離れたりしているんですけど、教えてあげられることは教えてあげたいと思います」と話した。「個性を強く持って、戦う姿勢で、ポジションを作ったほうがいいと思います。仲いいことも大事だけど、個性を出して自分の場所を作ってほしい」とアドバイスした。

劇団のルールを聞かれた前田は「年功序列とかは特にないです。ピリピリもしてないから。気楽で良いよ。さっきも、楽屋でいすの譲り合いがすごかった」と優しく伝えた。「年齢や歴は関係ないし、それこそライバルであり仲間であると思う。その壁をすぐにでも取っ払って、みんなで言いたいことを言い合って、いい作品、いい劇団を作っていく。これがルールです」と笑った。

この日は来年3月17日から22日まで、東京・シアターグリーンBOX IN BOXで、新劇団員も出演する劇団4ドル50セントの新作公演を上演することも発表した。劇団員のみが出演する舞台は約2年半ぶりとなる。また、新劇団員と劇団育成生を募集する新オーディションの開催も決まった。明日27日から応募を開始するという。