「第72回NHK紅白歌合戦」が12月31日、東京国際フォーラムなどで、2年ぶりの有観客で行われた。松平健(68)は、東京オリンピック(五輪)開会式をほうふつとさせる演出で「マツケンサンバ2」を出場者らと披露。紅白が乃木坂46としてラストステージとなった生田絵梨花(24)は涙を見せた。紅組が勝利し、通算33勝目となった。

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21年の夏にSNS上を中心に巻き起こった「マツケンサンバ待望論」が、紅白の舞台で“回収”された。

登場からド派手だった。東京五輪開会式にも映像で出演した劇団ひとりがVTRで登場し、同開会式の演出を“オマージュ”。ひとりが「MKS」と書かれた金色のボタンを押すと、おなじみのきらびやかな衣装の人物がスケートボードに乗って国立競技場などを回るバーチャル映像から、リアルのステージに松平がスケボーに乗って登場した。

「マツケンサンバ2」のメロディーが流れると、真島茂樹らダンサーが次々と登場。自らの出番を東京・渋谷の同局スタジオで行ったAwesome City Clubらも国際フォーラムに移動し、郷ひろみ、BiSHら出場者、司会の大泉洋や川口春奈、和久田麻由子アナウンサーもノリノリで「オレ!」。松平は「皆さん一緒に踊ってくれて、とても楽しかった」と笑顔を見せた。

04年以来、2回目の紅白。「68歳、真冬の大冒険」を終えると、本紙にコメントを寄せた。スケボーは初体験で、12月に入って指導を受けるなど、練習を重ねてきたという。出番直前まで練習し「1回もやったことがなかったので、楽しかったです」。

コロナ禍では2度目の紅白。昨年の無観客開催では見られない光景の1つだった。NHKホール改修工事のため、メイン会場は東京国際フォーラムA。収容5000人の客席には、約50%となる約2500人のファンが、ペンライトと拍手で見守った。郷ひろみらのステージでも、多くの出演者が入れ代わり立ち代わりでステージを盛り上げ、エンディングの「蛍の光」も多くのメンバーで歌った。

3密回避や番組構成上、スタジオなどからの中継や、ホールAに隣接する「ガラス棟」も使用。複数会場の移動や、事前収録の歌手もおり、まだ完全復活とはならなかったが、紅白ならではのステージが数多く“復活”した紅白。22年はNHKホールの改修工事も終了予定で、再び会場も戻るとみられる。