元B級プロボクサーで単身、中国に渡り俳優になった木幡竜(45)が「生きててよかった」(鈴木太一監督、5月13日公開)で映画に初主演することが25日、分かった。

ドクターストップで引退を迫られたボクサーという自身と重なる役どころを演じ「いろいろな意味で僕自身の人生が詰まったものになった」と語った。

木幡はWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(28)所属の大橋ジムに在籍し、サラリーマンを経て03年に俳優デビューをしたが不遇の時を過ごした。09年の中国映画「南京! 南京!」で評価され、中国を拠点に活動。昨年のフジテレビ系ドラマ「アバランチ」に出演し注目が高まった。「本当の幸せとは何なのか。リングでしか生きられない武骨な男と見守り続けた女の強さを見てください」と訴えた。