藤原竜也(39)松山ケンイチ(36)が28日、都内でダブル主演する映画「ノイズ」(廣木隆一監督)初日舞台あいさつに出席した。

凶悪犯を誤って殺してしまった主人公たちが、死体を隠すところから始まるサスペンス。

“ネタバレ厳禁”で宣伝活動を続け、藤原は「しゃべりたくてもしゃべれないことが多かった。ようやく楽になってうれしいです」と初日を迎えホッとした様子。松山は「裏で2つだけ『しゃべるな』と言われたことがあるので、竜也さんがそのまま言わないか心配しています」とジョークを飛ばして笑わせた。

舞台あいさつでは、共演永瀬正敏(55)が撮影した現場のオフショットが公開された。プレッシャーのかかる終盤のシーンの撮影前、熱心に自主練習する藤原と松山の後ろ姿を撮った写真が紹介されると、藤原は「監督のエネルギーとスタッフの技術力にカバーしてもらいながらできました。いいテンションでできたと思う」と手応え。撮影ではエネルギーを使い果たしたようで、松山が「終わった後ぐったりしちゃって動けなかった」と振り返ると、藤原も「僕ら、あの現場に3時間くらいいたんじゃないですかね?」と苦笑した。

2人の本格的な共演は06年公開の映画「デスノート」以来となった。藤原は松山との顔合わせについて「本当に楽しかった。変わらぬ彼の立ち姿、度胸。自分を主張して現場に入ってくれる。勉強になったし、助かりました」と安心して臨んだ様子。一方の松山は、藤原の演技を「圧がすごい。パンチされている感じ」と表現。「対面した人にしか分からないかも。カメラ目線で同じ芝居をしてもらえば、お客さんも感じるのでは」と笑った。

神木隆之介、黒木華、廣木監督も登壇。