1月9日に米フロリダ州オーランドにあるホテルの部屋で亡くなっているのが発見された米俳優ボブ・サゲットさんの死因は、頭部外傷であることが明らかになった。薬物やアルコールは検出されなかったという。

また、死亡時に新型コロナウイルスに感染していたことも分かったというが、サゲットさん自身が昨年12月に感染していたことを公表しており、検査で陽性反応を示したもののこれが直接の死因ではないと結論付けられた。サガットさんは何かの拍子に部屋の中で倒れて後頭部をぶつけたもののそのまま気に留めずに就寝した可能性が高く、事件性はないと遺族が明かした。

米ピープル誌は、入手した検視報告書をもとに、後頭部と目の周りに骨折の跡があり、くも膜下出血や硬膜下血腫などが確認されたなどと伝えている。

(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)