櫻坂46渡邉理佐(23)の卒業メモリアルブック(タイトル未定、集英社)が、5月17日に発売されることが14日、分かった。4月6日発売の新曲「五月雨よ」の活動をもって卒業することを発表しており、約7年間の活動の集大成となる。

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同書では、北海道と沖縄でメインの撮り下ろしを行った。北海道では、降り積もった雪景色の中にたたずむ姿やスノーボードを楽しむ様子など、北国ならではのシチュエーションや風景の幻想的な美しさが際立つカットを掲載。沖縄では、晴れ渡った青空の下、青く澄んだビーチやリゾートホテルでくつろぐ姿など、南国らしいロケーションで、ナチュラルで爽やかなショットを収録するという。柴田フミコ氏が撮影を担当した。

撮り下ろし以外にも、さまざまなゲストを迎えてのコラボレーションや対談など、渡邉がやりたい企画を全て実現させて詰め込んだという。「私自身がしたいことをかなえてくださり、メンバーや普段からお世話になっている方々との撮影、対談もさせていただいています」と伝えている。

発売決定にあたって「このたび、メモリアルブックを発売させていただくこととなりました。約7年間の活動の集大成となる1冊を、丁寧に心を込めて作らさせていただきました」とコメント。「お手に取ってくださる皆様とこれまでの活動を振り返りながら、多くの方に楽しんでご覧いただけたらうれしいです」とアピールしている。

渡邉は15年8月、欅坂46(現櫻坂46)の一期生オーディションに合格。グループ内の人気はトップクラスで、ファッション誌「non-no」の専属モデルも務めている。20年に櫻坂46に改名以降もカップリング曲でセンターを務めるなど、長年中心メンバーの1人として活躍した。今年1月ブログで卒業を発表した。

16年4月に欅坂46として「サイレントマジョリティー」でデビューしてからまる6年となる4月6日、最後の参加シングル「五月雨よ」が発売される。「これまでの表題曲とはまた違う雰囲気で、振り付けもまねしやすいので一緒に楽しんでいただけたらと思います」と呼び掛けた。

同シングル収録曲の「僕のジレンマ」ではセンターを務める。全メンバー23人が参加する、まさにメモリアルな楽曲だ。「メンバー全員曲なので、残りの時間をかみしめながら大切にしていきたいです」と意気込んだ。性別問わず多くのファンを獲得し、欅坂46も櫻坂46も押し上げた功労者が、アイドル人生の大詰めを迎える。

◆渡邉理佐(わたなべ・りさ)1998年(平10)7月27日、茨城県生まれ。中学時代はバレー部。15年8月に加入の一期生。20年に欅坂46から櫻坂46に改名。「NHK紅白歌合戦」には6年連続で出場。愛称は「べりさ」「りさ」など。167センチ。血液型O。