爆笑問題太田光が13日、TBS系「サンデー・ジャポン」(日曜午前9時54分)に生出演し、ロシアによるウクライナ侵攻について言及した。

ロシアが国内メディアなどに情報統制をかけていることを扱った際に、太田は「ネットだけじゃなくて、戦時下においては、どこも、アメリカの情報もロシアの国営放送もそうだろうし、日本だってそうだけど、戦争中っていうのは必ずバイアスをかけて流しますよね。だから全ての情報がそれをいったん疑うっていうことをしないと、ある一方向にどちらかの思惑の方にいってしまうっていうのがありますよね。テレビとかネットとかラジオ以外に、古く書かれた書物であるとか歴史の本であるとかそういうものを同時に見ていく。それ(メディア)だけを信用しないっていうのは必要ですよね」と話した。

さらにSNSが発展し、個人で情報が発信、受信できる時代の戦争という点について「ロシア側が何を考えているのかを理解するのはすごく重要で、今スマホなんかで今起きている戦争が見えちゃいますよね。その映像はどちら側もバイアスがかかっている。いってみれば劇場型の戦争になっている。こんなことは今までなかったと思う。おそらく人間ってのはそんなに複雑に判断できないから、いってみれば、Netflix見ている画面で同じように今の戦争を見られるんですよ」と言及。

そして「そうすると、そこに物語性を感じてしまうんですよね。ゼレンスキーさんとプーチンさんが並んでいると、ゼレンスキーを応援したい気持ちになる。いってみれば『スター・ウォーズ』のように、ルークとダース・ベイダーのように見ちゃう自分がいるわけですよね。本当にそれでいいのか。実際にそれで血を流すのはウクライナの人たちじゃないですか」などと持論を展開した。