フジテレビとフジ・メディア・ホールディングス(FMH)は18日、共同テレビ社長の港浩一氏(70)がフジテレビ社長に就任するなどの役員人事が内定したことを発表した。両社社長を兼任している金光修社長(67)はFMHに専念する。来月の株主総会を経て正式に決定する。

港氏はディレクター、プロデューサーとして「夕やけニャンニャン」「とんねるずの皆さんのおかげです」などを担当。フジテレビ常務を経て、15年に共同テレビの社長に就任していた。とんねるずの木梨憲武(60)が「小港さん」としてものまねすることから、お茶の間でも知られている。

また、事業担当の大多亮常務(63)が、専務に昇進して編成を担当する。大多氏は「東京ラブストーリー」「101回目のプロポーズ」「愛という名のもとに」など、大ヒットしたトレンディードラマのプロデューサーを務めていた。

金光氏は19年からFMH社長、昨年6月からフジテレビ社長も兼任していた。フジテレビとFMHを兼任していた遠藤龍之介副会長(65)はフジテレビに専念。来月から日本民間放送連盟会長に就任する。