歌手の坂本美雨(42)が7日、インスタグラムを更新。がん闘病中の父で音楽家の坂本龍一(70)の言葉に、「やはり、涙がでます」と率直な思いをつづった。

父龍一は14年に中咽頭がんを公表。昨年1月に寛解したことを報告したが、新たに直腸がんの治療を公表していた。7日発売の文芸誌「新潮」7月号で、自身のがんが「ステージ4」で、両肺に転移したがん摘出手術を昨年10月と12月に受けていたことなどを明かし、「敬愛するバッハやドビュッシーのように最後の瞬間まで音楽を作れたら。そして、残された時間のなかで、『音楽は自由にする』の続きを書くように、自分の人生を改めて振り返っておこうという気持ちになりました」とコメントしている。

美雨は「父の闘病についての記事を受けての、心を寄せてくださるメッセージ、わたしにまで、ありがとうございます」と感謝。「あらためて父のがんばりや心情を読むと…やはり、涙がでます。本当にがんばっているなぁ、もっと役立てることがあったらいいのになぁと思ったりも。でも、創作意欲があることが心から嬉しいし、励まされます。胸張れるようにわたしも歩みます。孫の笑えるとこもたくさん見てもらわなくちゃな」とつづった。