21→24歳の成長ってすごいな、と実感させてくれたのがSixTONES森本慎太郎(24)だ。

先日、「ナンバMG5」(フジテレビ系)に出演中の森本をインタビューする機会があった。「監察医 朝顔」(同)で初の刑事役に臨んでいた時から3年ぶりの取材。今回はヤンキー青年役と、演じるキャラクターが若返ったのとは正反対に落ち着いた「俳優」の雰囲気に驚かされた。

この間、2年前にはSixTONESのデビューがあった。髪形が短くなったこともあるのだろうが、精悍(せいかん)さを増した感じがある。

前回は「先輩刑事役の風間俊介さんが目の動きで自然と(芝居の)エスコートしてくれています」と俳優だけを見ていた印象があったが、今回は「照明さん、音声さん…スタッフ皆さんの動きが作品の『色』を決めていく。そんなことがすこしずつ分かってきました」と視野が広がった。

2年前から「ザ!鉄腕!DASH!!」(日本テレビ系)に出演するようになり、TOKIOの3人から「どのスタッフとどの番組を作ったかを覚えておくことは、今後仕事を積み重ねていく上で大切なこと」と教わったことが大きいという。

風間の動きを見る目といい、TOKIOの話に傾ける耳といい、一貫しているのはスポンジのような吸収力だ。

小学3年の時、家族と食事中にジャニー喜多川社長(当時)の目に留まり、オーディション無しでジャニーズ事務所入りした。この世代では珍しく、ジャニーさんに一本釣りされた経緯もある。この成長力も見抜いていたのだろうか。改めてジャニーさんの眼力を実感させられる。【相原斎】