2008年(平20)に死去した漫画家・赤塚不二夫さんの長女、りえ子さん(57)が16日、テレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜午後1時)にゲスト出演。父の秘話を語った。

「おそ松くん」「天才バカボン」「ひみつのアッコちゃん」などの作品で知られる赤塚さんは生前、9回、徹子の部屋に出演。りえ子さんは「とにかく楽しくて、かわいいんですよね。自分の漫画と私生活のギャップがない。晩年はバカボンのパパみたいでした」と振り返った。

母は父のアシスタントも務めていたが、りえ子さんが8歳の時に両親が離婚。「学校では赤塚不二夫っていう漫画家が父親だと知られていて、小学校上がった後は離婚した後だったので、父のサインちょうだいと言われたりした時は、父が(家に)いないものですから、それはちょっと切なかったですね」。

番組では、離婚後に父と再会した時の思い出の写真を披露。「映画を見た後、椿山荘でご飯を食べた時の写真です。私、ものすごくうれしかったんです。(父は)すごく恥ずかしかったみたいですけど。この時、初めてエスカルゴを食べたんです。私が『おいしい、これ、ママにも食べさせてあげたい』と言ったのが、父はすごくこたえていたみたいです」。

複雑な思いを持った時期もあったが、今、父に向けては「私は100点満点をあげたいですね」と話していた。