女優芦田愛菜(17)宮本信子(77)が19日、都内で行われた映画「メタモルフォーゼの縁側」(狩山俊輔監督)の公開記念舞台あいさつに出席した。

女子高生と老婦人がコミックを通じて心を通わせる物語。主人公うららの走る場面が印象的と言われ、芦田は「走るシーンは自分でも意識しました。走るにも理由があるんじゃないか。うれしくなって走っていたり、その場逃げ出したくなって走っていたり」と、走りに感情を乗せたことを語った。

狩山監督は「走るのがめちゃくちゃ速くて、テストの時、カメラが追えなかった」と振り返った。

宮本は「老婦人が華やかに変わっていく、変容していくのが、ものすごくよく分かって、いろんな人に希望と勇気と、好きなものを見つけてというメッセージになったと思います」と話した。

2人は主題歌も歌っているが、撮影後に歌のことを聞いたそう。芦田は「エッ! 聞いてないよ~! とびっくりしました。レコーディングではたくさんの方がいる中で歌わないといけなかったので緊張しました」と言い、宮本も「本当にびっくりしましてね。こんなことがありえるの? って。もし失敗したら、今までやってきた芝居が全部失敗するじゃありませんか。すごかったわね、あのプレッシャー」。ほか、なにわ男子の高橋恭平、古川琴音、生田智子、汐谷友希が出席。