岸谷五朗(57)が4日、都内で、脚本・演出を務めた音楽劇「クラウディア」(東京建物ブリリアホール、4~24日)プレスコールに出席し、18年ぶりの再演への思いを明かした。

同作は岸谷五朗、寺脇康文が主催する演劇ユニット「地球ゴージャス」が、04年に上演した作品の再演。

岸谷が出演せずに演出だけを行う作品は初めて。岸谷は同作で役者の成長に感激したといい「役を背負う役者ってこんなにもすごいなと。初めて会ったときより、人として2倍も3倍も輝くんだなと感動しています」と話した。

その上で「僕にとって演劇の天使本田美奈子さんが最後に演じた作品。新しい作品をやるときは、いつも空を見上げて『恥じないものを作らなきゃ』と活を入れて進んできました」と話した。

同作の大ファンで18年前は岸谷を観客席から見ていたという湖月わたる(50)は「18年前受けた感動を何度も思い出しました。岸谷五朗新演出のもと、世界観の中で、役者のエネルギーがさく裂する姿が見どころです。胸キュンポイント満載です」と笑顔を見せた。

大野拓朗、甲斐翔真、平間壮一、上山竜治、美弥るりか、小栗基裕、廣瀬友祐、田村芽実、門山葉子、中河内雅貴、新原泰佑も登壇。

同作は大阪・森ノ宮ピロティホール(29~31日)でも上演される。