俳優の古谷一行（ふるや・いっこう）さんが8月23日に死去したことが分かった。78歳。今月2日、所属事務所が発表した。

女優小川知子（73）がこの日、自身のインスタグラムを更新し、古谷さんを悼んだ。小川は「古谷一行さんが逝っちゃった、、、。突然のことで心臓がドキドキしてます。闘病されていたのですね」と書き出した。

小川は古谷さんと1983年から放送されたTBS系連続ドラマ「金曜日の妻たちへ」シリーズなどで共演。”金妻”ブームを巻き起こした。小川は「一行ちゃんとは役者として長いお付き合いでした。私が26歳の時初めて共演。その後も色々共演し、そして金妻で不倫カップルを演じました。このドラマはメンバー全員が仲良く刺激し合い最高に楽しい時間を過ごしたものです。一行ちゃんは常に冷静で穏やかで何があっても笑っている大人の男でした。私の離婚の際には不倫を演じていたことで、根も葉もない噂が流れとても申し訳なくて、『ゴメンね』と謝った事があります。そしたらいつものように笑って、『俺は別にいいよ』と、肩を叩いてくれたのがとても印象に残っています」と思い出を振り返った。

そして「個人的なお付き合いはなかったのですが、一度だけ京都の撮影所でバッタリ遭遇し、一人で寂しかったのか、『ご飯食おうか』ってお誘いを受け、食事に連れて行ってもらった事が懐かしい思い出です。いつも紺色のブルゾンを愛用していたな。『飽きないの～？』とからかうと、好きなものはずっと愛着があるんだよって。『可愛い奥様もそうなのね』って言うと、エヘヘと笑っていたね。もう一度、あうんの呼吸で共演したかったです。本当にありがとうございました。ゆっくりお休みください。大好きな一行ちゃん。

さみしいなー。　　知子」とつづった。