米動画配信大手ネットフリックスが15日、英国のヘンリー王子(38)とメーガン妃(41)夫妻のドキュメンタリー番組の後編を配信し、王室を離脱する計画に兄ウィリアム皇太子(40)が大声で怒鳴ったと暴露するなど王室批判を展開していることが分かった。
ヘンリー王子夫妻は2020年3月に王室の公務から退き、米カリフォルニア州に移住して以降、ウィリアム皇太子との不仲が取り沙汰されてきた。今回の番組で新たな体験を告白したことで、兄弟の確執がさらに深まる可能性が出ている。
8日に公開された前編は2人の出会いから交際、結婚に至る経緯までを振り返るとともにマスコミの過熱報道を批判する内容だったが、後編では離脱を巡る家族会議の内容や、メーガン妃が王室での生活になじめず自殺を考えたこと、流産したのは英デーリー・メール紙の報道のせいだなどと批判する内容などが盛り込まれていた。
20年1月に行われた家族会議について振り返ったヘンリー王子は、「兄が私に向かって叫んだり、怒鳴ったりするのは恐ろしいことだった。父は単に真実ではないことを言い、祖母(エリザベス女王)は静かにそこに座ってすべてを受け止めていた」とコメント。話し合いや議論が行われるようなことはなかったと述べ、兄と父チャールズ国王を批判した。
また、ウィリアム皇太子の広報が自分たちの情報をリークしたり、物語を作り上げていると批判し、過熱報道の背後に兄の存在があると主張。王室内では各自の広報担当者同士のいがみ合いがあり、王族同士を対立させようとしているなどと語り、かつて父の広報のこうした行為を見て兄弟で「再発防止」を誓い合ったにも関わらず、皇太子の広報がそれと同じことをしていることにがっかりしたなどと述べた。
後編は、チャールズ国王とカミラ王妃、ウイリアム皇太子とキャサリン皇太子妃のほか、王室メンバーが英ロンドンのウェストミンスター寺院で行われたクリスマスのキャロル・サービスに出席する数時間前に公開された。王室はこれまで一貫してドキュメンタリーについて反応はしておらず、今後もコメントを出す予定はないという。一方で、米オンラインメディアのデーリービーストはウィリアム皇太子が、「弟との関係は終わった」と周囲に漏らしていると伝えている。「プライバシーを大切にしていることを知っているにも関わらず、自身と妻に関する秘密を暴露した弟を決して許さないだろう」と夫妻を良く知る人物の話を紹介した。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)



