尾上菊五郎(80)が出演する「通し狂言 遠山桜天保日記-歌舞伎の恩人・遠山の金さん」が3日、東京・半蔵門の国立劇場で初日を迎えた。開演前に菊五郎、中村時蔵、尾上松緑、尾上菊之助が観客に新年のあいさつを行った。

菊五郎は「新年あけましておめでとうございます。今年、私は遠山の金さんをつとめさせていただきます。皆さんと相談しながら楽しいお芝居を作り上げました。孫2人も出演させていただいております。一家4人、一生懸命つとめますのでよろしくお願いいたします」とあいさつし、孫の丑之助、寺嶋眞秀君の出演を喜んだ。

時蔵は、3年ぶりに開幕前のあいさつができることに触れ「今年1年、コロナに負けず頑張っていきたい」、松緑も「今年1年全力で舞台をつとめていきたい。千秋楽まで誰も欠けることなくつとめ上げたい」とした。

菊之助は「今年はうさぎ年。ホップ、ステップ、ジャンプ、飛躍の年にしたい」と笑みを見せた。国立劇場は建て替えのため今年10月にいったん閉場し、新開場は29年秋の予定。菊之助は「次なる国立劇場へ向けてまた研鑽(けんさん)していきます」と誓った。

公演は27日まで(11、19日は休演日)。