吉高由里子が主演するテレビ朝日系ドラマ「星降る夜に」(火曜午後9時)の初回が17日に放送され、平均世帯視聴率が7・7%(関東地区、速報値)だったことが18日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は4・3%だった。

孤独に生きる産婦人科医・雪宮鈴(吉高)と、10歳年下の遺品整理士・柊一星(北村匠海)によるラブストーリー。脚本は、24年NHK大河ドラマ「光る君へ」でも吉高とタッグを組む大石静氏が手がける。

◆第1話のあらすじ

のどかな海街にある「マロニエ産婦人科医院」で、35歳の産婦人科医・鈴は働いていた。ある医療裁判がきっかけで大病院を追われた彼女は、命の始まりと終わりが繰り返される毎日や窮屈で息苦しい社会の中で心がすり減り、誰にも本音を語らず孤独な毎日を過ごしていた。

そんなある日、鈴は息抜きのためソロキャンプへ出かける。1人で酒をあおり、きらきらと輝く星空を見上げたその時、彼女の前に1人の美しい青年・一星が現れる。

どこから来たのか、何者なのか、彼は何も語らない。息が白くなる冬の星空の下で、何枚も鈴に向けてシャッターを切る一星。しかも、鈴の酒を勝手に飲み始めたかと思えば、寒さに震える彼女に自分のマフラーをかいがいしく巻いてくる。やけにずうずうしいが、慈しむように優しい。不思議な青年に戸惑いつつも、酒の力もあいまって、そのまま鈴と一星はキスをしてしまう。

翌朝、微妙に記憶のない頭を抱えて目覚めた鈴は、一星が何か手でサインを伝えたまま、去ってゆく背中を見送る。非日常な思い出を片手に現実に戻った彼女はやがて、一星から送られたサインの意味に気づく。