CD「Prokofiev Story」を発売したバイオリニスト滝千春が、今月6日に東京・上野の東京文化会館初ホールでコンサート「プロコフィエフ没後70年 滝千春が弾く(かたる)新しい物語~沼沢淑音と共に~」を開いた。

ロシアの作曲家セルゲイ・プロコフィエフはは1891年に帝政ロシアに生まれ、アメリカ、ドイツ、フランスに在住。1936年にロシアに戻り、53年に61歳でモスクワでなくなった。18年にはアメリカに渡航する際の経由地として日本に2カ月滞在して、日本の音楽界に影響を与えてという。

滝はプロコフィエフの「5つのメロディー作品35bis」「ピーターと狼」を演奏。他にギヤ・カンチェリ、アルフレート・シュニトケ、ファジル・サイ、リヒャルト・シュトラウスなどを演奏した。

滝は「私の歴史はプロコフィエフから始まっています。そのかっこよさ、魅力を伝えるために活動をしてきました。多様性、色彩などを演奏で伝えたいと思います」と話した。