磯山さやか(39)が、吉橋航也(43)とともに映画「愛のこむらがえり」(高橋正弥監督、6月23日公開)で、主演を務める。このほど磯山が取材に応じた。前編では、芸能界を生き抜く秘訣(ひけつ)、結婚観、40代への思いなどを語った。【佐藤成】
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同作は、東京・調布市を舞台に、邦画界の片隅で生き、理想の映画を作ることに奔走する男女を描くハートフルコメディーだ。
劇中、磯山演じる香織は、映画製作という大きな夢に向かって奔走する。磯山自身は今年40歳を迎える。浮き沈みの多い業界で、今年デビュー23年目。長く活躍してきたが、今、夢はあるのか?
「大きな夢みたいなのは、あまりないですかね。ざっくり『最後幸せだったなって言えればいいな』くらい。細かい夢とかはあったりしますけど、こういう今回の作品みたいに大きな夢って見つける方がある方が少ないんじゃないかなって年齢的にも思いました」
芸能界で長く活躍を続ける秘訣は何なのか。
「何も達成していないからいられるんでしょうね。まだかもって思えていられるから芸能界にいられる。燃え尽きちゃったら終わり。毎回この世界は向いていないんだなって思いながら、やっていたりするので、そういう面では、『もうちょっとできるかも』『楽しめるかも』っていう情熱でいられるのかも。あとはファンの人たちのためっていうのですね。とにかくファンの人のためですね、今は」
劇中、香織の「結婚が全てじゃない」というせりふがある。自身もその言葉には共感する部分があるという。
「私の周りは結婚している人が多くて、そういうところで、話を聞いたりとかも含めて、ここまで生きてきて、してもしなくても、こだわりがちょっとなくなってきました。パートナーの方と(結婚を)する、しないで壊れる関係性じゃないといいなと。この年齢になるとありますね」としみじみと、かみしめるように言った。
10月に40歳を迎える。自身の30代をこう振り返る。
「人生を振り返ったときに、30代を思い返すだろうなっていうくらい、仕事もいろんなことやらせていただいたし、独立もしたし、自分の考えを仕事に反映できていた年代。20代はいろんな人に決めてもらってっていう感じがあったけど、30代はそういうことも含めて自分で作ってきた10年っていう感じです」
その上で40歳を迎える実感を改めて聞いてみた。
「40になります。いやー、なんかわからない感じですねー。未知。40になって、そのグラビアのことも考えなきゃいけないですし、周りの反応も変わってくるのかなとか。仕事のポジションも変わってくるんじゃないかとか。楽しみではありますね。今の40代ってめちゃくちゃ先輩方を見ているとすてきな方ばかりなのでワクワクもあります。不思議ですね。未知です。でもたぶん大丈夫。楽しい40代にはなると思います」。
バラエティー、グラビア、女優…。未知を楽しみ、40代も唯一無二の“磯山街道”を突っ走る。(後編につづく)



