女優北乃きい(32)が3日、都内で主演映画「おしょりん」(児玉宜久監督)の公開記念舞台あいさつに出席した。

日本のメガネの95%を生産する福井県を舞台に、明治時代に福井がメガネの聖地となるまでを描く。北乃が演じるむめは、1904年(明37)に福井の庄屋の長男・増永五左衛門(小泉孝太郎=45)と結婚。ある日、大阪から帰京してきた、五左衛門の弟・幸八(森崎ウィン=33)が村をあげてのメガネ作りを持ちかける。メガネ作りを始めた五左衛門と幸八をむめは支え続ける。

北乃は福井での撮影を「お土産を買わなくていいくらい、福井の方たちによくしていただいて、協力してもらいました」と話した。

森崎と小泉との関係について「現場で、おふたりとも役柄のままでいらっしゃったので、やりやすかったです。小泉さんとは緊張感がありました。今もちょっと」と振り返って「地元も同じ(横須賀)ですから。小泉(純一郎元首相)さんのところの息子さんですから。あまりお話しもしませんでした」と笑った。

森崎は「撮影は1年半くらい前でしたが、その時に公開の時には掛けてくださいと渡されたメガネを、ずっと掛けています。僕も五左衛門(小泉)さん、怖かったです。なんて話しかけていいのかなと。スタッフさんと話してる時は気さくなので、オレら嫌われてるのかなと思った」と笑った。

小泉は「この映画を見ていただいた方は、普段使っているメガネに、今まで以上に愛着がわくと思う。オール福井で、地元の方の熱気がすごかった」と振り返った。

3人の関係性について「僕は、最初から距離があっていいと思っていました。明治の時代ですからね。でも、一歩間違えればドロドロになるところ、きいちゃんとウィン君が素晴らしかった。美しい三角関係を絶妙に描いてくれた監督に感謝したい」と話した。

児玉宜久監督(62)は「演者の方が、うまくすくい取ってくれました。40年間、この仕事をしていますが、もっといろいろな作品を作っていきたい」と話した。